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10.12(Sun)06:36|コメント(-)|トラックバック(-)|Top↑
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モニターの外側

watasi


 私は字を書くのが下手だ。
 字が汚い、というのもあるが、とにかくバランスが悪い。一文字一文字の間がまちまちだったり、字と字の大きさががばらばらだったり。だから、どちらかといえばPCで文章を書いているほうが、まあ……気が楽だったりする。


 さて、私はPCで(たとえばフォトショップで)文字を打つとき、とりあえず文章を打ってしまってから、大きさを変更したり、字間を調整したりすることが多い。誰かほかの人の作業を見たことがあるわけではないが、大きさや調整は後回しの人が多いと、思う。
 それが紙に鉛筆で文字を書くとなると、勝手が違う。まず、書く文字の量を考え、書く範囲、紙の大きさを見定め、文字の大きさを考え、書き始める。つまりPCとは180度違い、書くという前の想像が最初に来てしまうのだ。

 
 私が最近苦しんでいるのは、まさにそこで。
 PC慣れしすぎた私の頭に、紙の大きさや文字の間隔など、はじめから眼中に無く。それなのに頭は綺麗な字を書こうとする。
 もちろん、そんなことを考えるなんて普段字を書いているときには、まるで意識されない部分ではあるが、書道などを見ていれば、まさに私が苦しんでいる底を丹念に突き詰めて書かれているように思う。


 全体を見ながら描きなさい、とは大学の先生がよく言っていたことで、でも私は目の悪い人よろしく、目を細めながら細部へ細部へと変に細かいところに集中して、全体はいつもおろそかだ。PCの拡大機能が、自分の目のようで悲しい。



 私が見るべき部分は、モニターの外側なのに。 
スレッド:デザイン|ジャンル:学問・文化・芸術
コラム10.22(Mon)16:34コメント(0)トラックバック(0)Top↑
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