■ ゆめみ、ケータイ向け漫画配信事業に参入 - CNET Japan上記の記事は実のところ、この話とあんまり関係がありません。
最近ケータイなどのオンライン配信事業が増えたなぁ。でも、インターネットで金銭使用ってなんだかなぁ、という話題について考えたかっただけで。
さて。私はお金に対して、現代的にどちらかといえばシビアな考え方を持っているほうじゃないかなぁ〜? と思います。まあ、そのシビアさというのが、ただ単にクレジットカードとかキャッシュカードが嫌いというようなものなんですが。
何が嫌いか、って言われれば「実感が無い」っていうのが何を差し置いても一番嫌い。
お金を使う時。お金を受け取る時。
親からお小遣いをもらっていたときでさえ、そう。
自分の身銭を切っているという、ある種の危機感みたいなものが無いっていうのが、時々ものすごく怖い。
この前、初めてインターネットで通販をしました。通販でしか買えないどうしてもほしいCDを買いました。そのとき、初めて銀行振込というものを体験してきたのですが。銀行振込って、窓口で申し込むよりATMのほうが300円も安かったんですね。そのときは良く分からなかったので、簡単で安いのだというATMで済ませましたが。
ATMは音も無く、私の通帳からお金を引き出し、他人の通帳にお金を振り込みました。
私はまだちゃんと聞いたことが無いのですが、ネット上で買い物をすると効果音が流れるってありますよね。あれはもしかしたら、ネット上の金銭感覚というデザインに危機感を抱いたデザイナー(プログラマーかもしれないですが、ここではあえて)が作った、ささやかな反抗じゃないかなぁと。
でも、足りない。危機感が。
こんな言い方は悪いかもしれないですが、ある種ゲーム的。
ゲームの効果音にもよくお金を払ったときに「チャリーン」とか音が鳴りますけど、いくら銀行に現物があってもデータ上に○○万円とか書いてあるだけだったら、それはゲーム上の通貨とほとんど変わらない気がする。
水道料金などの引き落とし払いも、領収書という薄っぺらい紙がくるだけで、危機感が足りない。
まるで、崖の周りを柵で覆い隠し、美しい景色だけを見るかのように。
どうしたらいいだろうか。
美しい景色は、崖から眺めるからこそ映える。
それは、お金にとっても同じはずだ。
パスワード入力では、作業的になってしまってダメじゃないだろうか。
生々しく、お金のグラフィックを表示しようか。
何か、大事でちょっと面倒な過程を追加してようか。
でも、利便さを失ったら、この危機感のデザインは誰も使わない。
矛盾の共存。
数値上の利便さではなく、人間関係のように面倒さと楽しさの共存する生の質感がほしい。
もともと、お金を使うという行為はささやかながら面倒なもの。財布からお金を取り出し、値段にあわせてお札やら小銭やらを探さないといけない。
「楽jに対する、危機感を。ソレが無いと、対価のデザインは成立しそうに無い……。